問題児

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メロンパンを 食べ終えた友田くんは そのままベンチにコロンと 寝転がって目を閉じる。 背中の方から 響いて来る 昼休みの生徒たちの 賑やかな声を聞きながら まだ食べ終わらない メロンパンにかじりついてた時 「啓太! 何その女!」 鋭い視線で私を睨みながら 歩み寄って来たのは 根本あかりちゃん。 友田くんの前に 仁王立ちしながら ジロジロと私を睨む あかりちゃんに 友田くんはゆっくり目を開けて。 「うるせーな…。 あかりには関係ねーだろ」 「何それ? って言うか、アンタ何?」 責めるように向けられた言葉に 何て答えていいのか戸惑う私。 それに小さくため息を吐いた彼が ポツンと呟いた。
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