問題児

7/10
前へ
/32ページ
次へ
「でも…」 「大丈夫だから。 アンタが心配するような 事じゃねーよ。 あんな弱っちー野郎の仲間じゃ たいした事ねーし。 心配してくれてる仲間の 気持ち、少しは考えてやれば?」 「ぷっ…」 吹き出した私に 友田くんも小さく笑って。 「俺が言えた義理じゃねーけど。 ま、そーいうコトだから 早く教室に戻れよ」 「うん。 じゃまた明日」 笑顔で言った私に 友田くんは 返事をくれなかったけど。 クスっと笑って 私は中庭を後にした。
/32ページ

最初のコメントを投稿しよう!

917人が本棚に入れています
本棚に追加