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ドォォォオォォォオォオォオオオオンッ!!!!!!
見渡す限り綺麗な草原に突然降り立った巨大な炎球。それは草木を飲み込んでいくと黒い毛炭へと変えさせてしまう。
ズドォォォオォォォオォオォオオオオンッ!!!!!!
第2、第3の攻撃がどんどん辺りに降り注がれると何やらぬいぐるみの姿をしたあまたの種類の動物たちが一斉に散り散りになって逃げだしていく。
「・・・・あぁ~~~暴れたりねぇぞ。おい、こんな程度でいいのかよ??」
下品な声を大きく荒げて吼えいるそれの姿は目がつり上がっていて肌の色は血色の悪そうな蒼紫。頭には10cmほどの角を生やしている。体格は肩幅は広く筋肉質のその容姿には合わないようなナイフを日本構えていた。
「まぁ、待ちなさい。あくまでも私達は7つのエレメントの回収ですよ?・・・”選ばれし戦士”に渡る前の回収するのが先です」
蒼鬼のような男に声をかけられたメタリックオレンジに二本の巨大な角を生やしたてっ仮面のような戦士。彼の左手には鋏のような武器が装備されており一見すると騎士のように見えるが人相はよく見れば目付きが悪い。
「あぁ~~まどろっこしいなぁ。全部ぶち壊してズタズタにしてやりたいのによぉ!!!」
「やれやれ、貴方は壊すことしか能がないのですから時々困りますね」
「あぁあ??」
「いいえ、独り言故気にしないでいただきたい」
蒼鬼にそう言うオレンジの鬼はそう言いながらも目的のものを持つものを探すように辺りを見回した。
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