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「・・・・・・んにゃぁ・・・・・・んんん」
場面は切り替わり静岡のとある町にあるとある一軒家に住む一人の少女の部屋に場面は切り替わる。本日は週の初めである月曜日。時刻は7時25分と19秒を回ったところだ。
「・・・・・・・・起きろぉぉおおおおっ!!!!」
「はにゃぁぁっ!?!?!」
ベッドの上で気持ちよく熟睡している赤髪の少女、獅子内玲央は突然響いた声に驚いた。驚いてひっくり返った玲央は寝ぼけながら「ふぇ~~~地震?雷??火事???」と完全に寝ぼけてしまっている。
「こら、ちゃんと起きなさい!!」
ペシっと玲央の頭に軽い力でチョップしている同じ赤髪を持つ少女は玲央の姉である獅子内飛鳥。因みにこの家にはこの二人しか今はいない。
「おはよぉ・・・あすネェ」
「なぁ~にが「おはよぉ」よ。玲央、今日は遅刻したら不味いんでしょ??」
「・・・・・・・今何時?」
飛鳥の言葉を聞いた瞬間に怜央は途端に目が覚めたのか真顔になる。それに答えるように飛鳥は時計を玲央の前に出す。時刻は7時38分になっていた。
「・・・・・・・・・やっば!!!あすネェ、ご飯は!?」
「とっくに準備できてるわよ。5分で食べちゃいなさい!!」
完全に目が覚めた怜央は40秒で寝まきから制服へと着替えるとそのままダイニングルームへと向かう。
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