忘れたくて

20/23
前へ
/38ページ
次へ
「パパ…葉子ママ… あの…今日は私も 友達の所に泊まって来るけど… …いいかな…?」 私の言葉に ギョッとしたのはパパで。 「…まさか愛果… それは男の人?」 パパの質問に何も答えられずに 俯いてしまった私に 葉子ママが助け舟を 出してくれる。 「もう!宗平さんたら! そんなヤボな質問しちゃ ダメでしょう。 愛果、解ったわ。 だけど無責任な事だけは しちゃダメよ。 自分を一番大切にしなさいね」 ニコリと微笑んで言ってくれた 葉子ママに涙が出そうになった。
/38ページ

最初のコメントを投稿しよう!

717人が本棚に入れています
本棚に追加