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やっとたどり着いた家の前。
珍しく啓太の車も
ガレージに止まってる。
もうパパもママも眠ってる
真っ暗な家の玄関を開けて
そっと足音を立てないように
階段を登って自分の部屋の
手前で立ち止まった。
静かに啓太の部屋のドアを
開けて、眠ってる啓太の
枕元にメロンパンを置く。
規則正しい呼吸の啓太から
きつく香るのは
アルコールの匂い。
…未成年のくせに
お酒なんか飲んでるし…。
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