プロローグ

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「上履き忘れたんだろ?」 体育館の入り口で 必死に鞄の中身を 広げてる女に俺は スリッパをポンと投げた。 ポカンとして俺を見上げてる その女の表情に思わず笑みがこぼれる。 「あ…ありがとう」 弱々しく返って来た 声にクスっと笑みを落として 自分の番号の席に腰かけた。
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