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けれどその日の放課後。
授業が終わると同時に
教室の入り口から聞こえた声に
振り返る。
「友田啓太、ちょっと来いよ」
…ああ、昨日の先輩か。
まぁ、あかりが言ってたし
どうせ俺を潰しに来たんだろ?
でも負ける気しねーし。
そう思いながら、
黙ってその先輩の後ろに続いた。
連れて行かれたのは
学校から少し歩いた所にある
鉄工所の廃屋。
相手の人数は5人。
…うん、勝てる。
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