守りたくて

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「なぁ友田、 お前さ、中学でどんだけ 名前を馳せて来たか知らねーけど ここじゃ俺たちの方が上なんだよ。 それにあの子、 佐々木愛果ちゃん? 俺、結構気に入ったんだよね。 痛い思いしたくなかったら あの子、俺にちょーだい」 ニヤリと笑った先輩に 俺もニコリと笑みを浮かべた。 「テメーなんかにやらねーよ。 アイツは俺の女だって言ったろ?」 「ハハッ、それは残念だな。 なら覚悟はいいのかな? 5人も相手に勝てると思ってんの?」 偉そうにクスクスと笑うそいつに 怒りが込み上げて来る。 お前なんかに… 愛果を渡してたまるか。
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