絶望のキス

6/14
前へ
/37ページ
次へ
インテリ君の姿が 見えなくなった頃 俺はポケットから 携帯を取り出した。 どーでもいい女、 すぐ抱ける女に発信する。 「ああ、俺。 今から行くけど しばらく泊めて」 『もー啓太ったら。 すっごく怒ってるんだからっ!』 女の言葉なんて 全然耳に入らなかった。 …もう、どーでもいいや。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

664人が本棚に入れています
本棚に追加