絶望のキス

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苦笑いしたお袋が 俺の耳元でコソッと言った。 「愛果がね、 今夜は彼氏の家に お泊りして来るの。 だから宗平さんたら 落ち込んじゃって… 朝からずっとあの調子なのよ」 「…は…?」 クスクスと笑うお袋に 俺は引きつった笑みを浮かべて リビングから出た。 …お泊りって… …それって… …もう完璧に終わりじゃん。
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