664人が本棚に入れています
本棚に追加
苦笑いしたお袋が
俺の耳元でコソッと言った。
「愛果がね、
今夜は彼氏の家に
お泊りして来るの。
だから宗平さんたら
落ち込んじゃって…
朝からずっとあの調子なのよ」
「…は…?」
クスクスと笑うお袋に
俺は引きつった笑みを浮かべて
リビングから出た。
…お泊りって…
…それって…
…もう完璧に終わりじゃん。
最初のコメントを投稿しよう!