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その日は…
愛果の25回目の誕生日だった。
翔さんのはからいで
CLUB OZONEを貸切にして
愛果のバースディパーティーと
竜生さんとの婚約祝いを
しようって事になって。
俺達は仕事を終えてから
CLUB OZONEの店内を
まるで子供の誕生会みたいに
飾り付けて盛り上がってた。
「愛果ちゃんの婚約者と
ついに俺達も対面かぁ。
啓太が敗北した男を
俺もしっかり見てやらないと」
耳元でコソッと言った翔さんに
苦笑いしながら
リハーサルを終えた時
愛果から着信が入った。
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