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その日、家に帰ってから
俺はどうするべきか
ひたすら考えた。
このまま本当に
竜生さんと河野さんを
離してしまっていいのか。
だけどあの河野さんが
本当に竜生さんの痛みを解って
それでも竜生さんを
思い続けてくれるのか
当然不安も感じていた。
河野さんは愛果が
殺された事を知らなかったし。
竜生さんが抱えてる深い傷を
丸ごと受け入れて行ける強さを
あの子が持っているのか。
そこで俺は河野さんと
友達になってあの子を
知ってみようと思ったんだ。
俺の申し出に
当然河野さんは
不思議そうな顔をした。
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