今日よく考えれば日直だったという話。

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「…あのー」 本をパラッと開いた瞬間、隣の朝霧というやつに話しかけられた。 「礒山くんも…超能力の持ち主なんですか?」 いきなり飛び抜けた話から始った。 「…ッ!?おい…、ほかの奴らもいるんだぞ!?その話は別の場所で…」 「おうおう、おふたりさん、なんのお話をしてるんだい?」 席と席の間に龍海が割って入ってきた。 「龍海ぃ!?さてはお前だな!俺に超能力があるって言ったのは!」 「えー、いいじゃねーか、超能力仲間なんだし」 軽い…。 一言で言い表せるような奴だ、龍海は。 「とりあえーず!その話は放課後にしよう!清太もそれならいいだろ?」 龍海はウインクしながら俺に向かって言った。 朝霧も「お願い」というほどにせがんでいた。 俺はひとつ、ため息して言った。 「……好きにしろよ」
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