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全授業が終わり、部活の準備をする。
あ、そうそう。朝の日直の仕事、全部朝霧に任せっきりだったな。
今度は俺がやらない
「日直のお仕事終わりましたよ~」
と…。
「え、早くね?さっすが朝霧ちゃん。働き者だね!」
俺のやろうとしていた仕事は朝霧が全て難なく終わらせていた。
「日誌は私が職員室に持っていきますね~」
パタパタ、と朝霧は職員室に向かっていった。
「…朝言ったこと、忘れんなよ?」
龍海はニヤニヤと俺を見つめていた。
「…あぁ、あれか…あと近づくな、キモい」
「ひっでー!」
そろそろ部活の時間だ。急がねえと。
「お、もう行くのか。じゃあ俺と朝霧ちゃん正門の前で待ってるからなー」
と、龍海は俺に手を振って見送ってくれた。
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