1人が本棚に入れています
本棚に追加
「ごめんなさいッ…ノックもせずに入ってしまって…」
「いや、いいんだよ…俺が悪いんだから…」
今は下校中。
先ほどの事を朝霧は深々と頭を下げていた。
多分20回程頭を上げ下げしているだろう。
「そうそう、朝霧ちゃん、例の話聞かないのー?」
龍海が話題を変える。
あのまま100回程頭を上げ下げされても困るしな…。
龍海に少し感謝した。
「そ、そうでした!聞くんでしたね!」
朝霧は張り切っていた。
……変なとこでスイッチはいるんだな。
「そ、それでッ…単刀直入に聞きますけど…なんの超能力なんですか!?」
朝霧は興奮しながら尋ねた。
龍海は相変わらず笑顔を崩さない。
ここで俺はハァ…とため息。
「俺は…心が読める超能力だよ」
場がシンと…静まり返る。
そこで白けるなよ…。
最初のコメントを投稿しよう!