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できるとこまでって…俺の知ってる仕事全部やっちまってるぞ…。
「はぁ…、お前階段のぼるの速い…あ、おはよう朝霧ちゃん」
俺より少し遅れてきた龍海が挨拶する。
「あっ、おはようございますー龍海くん!」
二人は見る限り知り合いのようだ。
するといきなり龍海がオドオドし始めた。
「お、うぉい!お、俺を壊すなよ!?」
「えぇ!?私は物しか壊せないって前から言ってるじゃないですか!」
「…あ、そうだった…すまんすまん」
二人が訳の分からない会話をしている。
壊す…?どういうことだ。
「おぉっと!清太が困惑の表情になってる!わけがわからないんだな!」
「す、すみません…えと…この際教えていいのでしょうか…」
続いて女子の方もオドオドし始める。
一体なんなんだ。
早く打ち明けろ。
…まぁ、打ち明けなくても俺は心読めるからいいんだけど。
「実は私…」
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