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カランコロ-ン
「いらっしゃいませー」
アリアちゃんが学校に行ってから目新しさに何人ものお客さんがやって来たけど売り上げはゼロ。
なんでも全体的に値段が高くてとても手が出せないとか。
う~ん……僕が持ってるなかでも安い物を売ってるんだけどなぁ…値段も他で買うよりは安いと思うんだけど。
取り敢えず今日はこのままで明日からはもっと弱い魔具も並べてみようかな。
っと、まずは接客接客っと。
「いらっしゃいませ!どのような魔具をお探しですか?」
無難に挨拶しながら客をチェックする。
小太りで清潔感はないが服はそれなりに立派なものを着ているしアクセサリーも無駄にいっぱいつけている………これはカモかな?
「この店で一番高い魔具はどれだ?」
「はい!あちらに飾ってある大剣が当店で一番高価な商品です!」
大通りに見えるように飾ってある大剣一対、あの魔具は二本で一つの魔具であるにも関わらず、それぞれに能力があり、その能力も卑怯なほど強いというもの。
あれを手に入れるのは苦労した。なんせ魔具を落とす魔物を倒すのに数日掛かったからな……
一応、世界で初の魔具なので名前が付けられるけど、面倒なので無銘のままだ。値段は5千万ソル。
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