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いい加減放置しておいても得はないので、男の襟首を掴んで地面に叩き付け、男の眼球ギリギリまで杖を近付ける。
「おいゴミ野郎。うちの商品金も払わず勝手に持ち出そうとして欠陥品扱いはないんじゃねえの?」
「ひぃいいいいいいいいい」
「これ以上うちの店に文句つけるようだったら………………………てめぇの自慢の贅肉ごと吹き飛ばすぞ?」
男の腹に杖をぐりぐり押し込めて脅す。
そうして、パッと男の上から退いてやると、男は情けない悲鳴を上げながら人混みの中に消えていった。
パチパチパチパチパチ
男の置いていった大剣を回収すると辺りから拍手が上がった。
「よくやった、兄ちゃん!」
「うちもあいつには迷惑してたのよ~」
見ると、同じ大通りの商店の人達を中心に拍手されているようだ。
あいつ、同じような事をいろんな店でやってたのか……
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