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果物屋のおばさんに赤い果実をもらい店に戻る。
一時はどうなるかと思ったけど結果的にお店のアピールになったし結果オーライかな。
｢ん、おいし｣
今度から果物はあそこで買うことにしよう。
｢ん～～～～～～～～、退屈だーー！！｣
あのデブを懲らしめた後に何人か商品を覗きに来たけど街から出ない一般人には無用の長物だから買う人も少ないし………。
｢営業しないと駄目かな……｣
アリアちゃんのおかげで店の噂が広まったとしても買い手が一気に増えるわけでもないし……
営業先としてはギルドか兵士養成所のどちらか。ここはアリアちゃんのいる兵士養成所に行ってみようかな。
店を閉めて兵士養成所へ途中、近道を探そうと路地を通っていると男性と女性の争う声が聞こえてきた。
｢返してくださいっ！｣
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