第1章  特別な人

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帰る時にメ-ルしたら ”5時に帰れるから待ち合わせよう” と返信が来たので ”近くのファミレスで待ってる” と再返信した。 校門のすぐそばにあるファミレスでアッキ-と待つことにする 季節のおすすめパフェつつきながら アッキーが聞いてきた。 「どういう心境の変化なの?」 「成り行きで付き合っちゃった。」 「成り行きって、そんな半端な男嫌いじゃないでしょ。」 「そうなんだよね~、でもモーリは嫌じゃないんだよね。」 「ふ~ん。」 あたしの顔を面白そうに眺めて ニヤニヤする。 「何よっ」 「意外だな~って思って。  いちごって案外面食いだったんだな~って思って。  何だかんだ言って、高校のMENSなんて子供っぽくて 好みじゃないだけだったんじゃない?」
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