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校門の前が騒がしい。
なんでこんな日に限って人が多いの?
4時半ちょっと前に校門に着くと、
モーリ似の高校生が女子の先輩たちに囲まれていた。
だから
、
その人が遊歩さんだってすぐわかった。
「いちご!行くよ臆するな!。」
アッキ-がぐいぐい腕を引っ張る。
心臓が飛び出しそう
「遊歩さん!こんにちわ。」
アッキーが声を掛けると囲んでいた人垣が緩んで
遊歩さんがこっちを見た。
わっ若いってか同じ年ぐらだよね。
モーリの顔なのに、若いとか、違和感~
「あんたが、いちご?」
「いちごはこっち、あたしは友達の明菜。」
ふ~ん。とあたしを見て
「まあ合格かな?
じゃ行こうか。」
ぐいっと肩を抱かれた!!
ぎゃ~
声にならない声を上げて
瞬間、遊歩君は道路に転がった。
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