25人が本棚に入れています
本棚に追加
/56ページ
「あ”~~~ご、ごめんなさ-い。
っつい反射的にやってしまって~。」
思わず技をかけてしまった自分におろおろするあたしを
弁護するようにアッキ-がすかさず、
「肩なんか抱くからよ。
初対面の女の子に何してるのよ。
お兄さんの彼女なんだからもっと大切に扱うべきでしょ?」
道路に尻餅付いたまま遊歩君は
ゲラゲラと大笑いして。
「あんた、面白すぎ。
合気道の生徒って聞いてたんだった。
いい趣味してるよ兄貴。
俺、鳴海 遊歩 17歳だからタメだよな。
よろしくな。」
爽やかな笑顔は、やっぱりモーリによく似てた。
最初のコメントを投稿しよう!