第2章 初めての気持ち

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「あ”~~~ご、ごめんなさ-い。 っつい反射的にやってしまって~。」 思わず技をかけてしまった自分におろおろするあたしを 弁護するようにアッキ-がすかさず、 「肩なんか抱くからよ。  初対面の女の子に何してるのよ。  お兄さんの彼女なんだからもっと大切に扱うべきでしょ?」 道路に尻餅付いたまま遊歩君は ゲラゲラと大笑いして。 「あんた、面白すぎ。  合気道の生徒って聞いてたんだった。  いい趣味してるよ兄貴。  俺、鳴海 遊歩 17歳だからタメだよな。  よろしくな。」 爽やかな笑顔は、やっぱりモーリによく似てた。
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