第2章 初めての気持ち

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「え?」 「別れよう、モ-リ。」 「いちご?」 「もう、モ-リに会わない。  今までありがとう!」 言いたいことだけ切ってしまった。 電源も落として。 ベットに潜って泣いた。 モ-リに会わない。 そう決めた。 遊歩君に言われたことで、 あたしが今まで考えないようにしてたことを考えたんだ。 あたしは、守られることに慣れてしまっていた。 モ-リの優しさに甘えていた。 このままずっとモ-リを頼れるわけじゃない あたしたちは終わりが決まっている。 期限を付けたのはあたし。 その期限が怖い。 だから、もう終わりにする。 ちゃんとお礼とか言わなくちゃだけど、 今はとても言える気分じゃない。 離れて落ち着いたらメールしよう感謝のメール。 ごめんねモーリ意気地なしで、 でも、もうこれ以上いたら 離れるのが辛くなる。 瀧、あんたのの言ったとおりだったよ。
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