第3章 好きになったなら

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守貴SIDE******* 携帯に電話しても出ないし。 メ-ルも見てないだろう。 いったい何があった? こんな一方的なのってあるかよ。 遊歩か? 他の男と帰らせるのは早すぎたのか、 でも遊歩は、年も同じだし、 顔も似てるから、免疫があるかと思ったんだが、 こんな急に別れを言われるとは思ってもみなかった。 多少押し切って付き合ったが、 お互いに心が近付いていると思っていたのは 俺の思い過ごしだったのか? とにかく遊歩だ、くそっ あいつ何処だ? なんで、こんな時間にいないんだ、 って塾か。 玄関のドアが開いて遊歩が帰ってきた。 「ただいま。」 俺は転がるように階段を下りた。 「遊歩!」
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