1.故郷の人々

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こたつを囲んで歓談タイム。 「…そういえば霧斗、ちょっと気になったんだけど」 「ん?どうした?」 遥は、刀の方に視線を向けつつ問い掛けてきた。 「その刀、どうしたの?」 すると勇厳さんも、 「あぁ、俺も聞きたかった。どうしたんだ?霧斗」 と聞いてきた。 「これ?これは退魔武器だよ」 「大麻武器!?」 「タイマー武器?」 …ん?勇厳さんはイントネーションが、遥は言葉が少し違う様な…。 「霧斗!そんなもの、早く手放せ!」 「えぇっ!?」 「時限爆弾付き?」 「何で!?」 何でだ?何を間違えた? 「いや、だから退魔武器だって」 「怠慢武器?」 「タイマン武器?」 「…ふざけてる?」 怠慢武器て。怠けんのか? タイマン武器て。一対一用? 言葉遊びはもういいって。
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