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「あっ、そういえば、霧斗ってまだ帰ってきてないんですか?」
このタイミングで!?
「ん?あぁ…うむ、…ふむ」
勇厳さん、俺の気配を察知して濁してくれてる。
「? どうしました?」
でも濁し方が甘かったか。不審に思ってんな。
やれやれ、仕方ないから出…
「…きりと」
出鼻を挫かれた!
「?」
はぁ、仕方ない。意を決して茶の間に入る。
八畳の茶の間には中央にこたつがあって、向かって左に勇厳さん、手前に霞、そして右側に、遥が居た。
「…どうも、不審者です」
なんて言いながら、遥を見る。
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