いつもの日常

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目が覚めたのは耳障りなあいつの声… 「ゆーうー!おはよー!!!」 うるっせーなぁ…今何時だよ… 6時50分 プッツン 何かが切れる音がした 「うるっせーんだよ!何時だと思ってんだぁ!!!」 「あ、出てきた」 笑顔で俺の部屋の前に立ってる腹立たしいくらいに整った顔をもつ茶髪のイケメン しかも鈍感… 後ろにはくそビッチを連れて… 「ちょっとぉ、せっかく雅が朝あんたが遅刻しない為に起こしてくれたのにその言い方なんなのぉ?謝りなさいよぉ!」 うぜぇ、無駄に語尾延ばしてんじゃねぇよくそビッチがっ! って言う訳もなくめんどくさいから無視をする。 とりあえず俺は踵を返して朝飯を作る。 「はぁ…ったく…」 んで机には当たり前のように俺の幼なじみ夜月雅(ヨヅキ ミヤビ)とビッチ二人が座っている。 「食うんだったら皿自分で用意しろ」 「はーい」 ニコニコしながら茶碗に飯を入れる。 俺は雅の分の飯を毎朝作ってやっている ビッチ共は自分の家で飯食ったらしい。 俺、雨月憂(ウヅキ ユウ)は夜月雅と暮らしている。 昔から仲が良かった、俺はまだ小さい頃に事故で両親を亡くし親戚宅をたらい回しされるも虐待され結局捨てられた。 雅は赤ん坊の頃に施設の前に捨てられていたらしい、同じ施設で育ったから仲が良かった。 俺と雅は施設の最年長だから良く家事やら子供の面倒やらさせられたからな。 まぁ雅は家事が壊滅的に下手だから主に子供の面倒をしていたけど… 朝飯と弁当を作って飯を食べ終えた後風呂に向かう。 「憂ってやっぱり女の子だなぁ」 とか呟いてた雅を殴って風呂に入る。 ビッチ共がギャーギャー言ってたけど知らない。「ふぅ」 シャワーを浴びてすっきりしてから制服を着て髪を乾かす。 「さて、行くか」 ネクタイを締め鞄を持って玄関に向かう。 「あ、憂待って!」 雅が鞄を持って俺を追いかける。 「…」 え?待つわけないじゃんめんどくさい…
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