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「なんかさ、優くんってさ本当に面白いし、優しいよね…?」
「え?なに?いきなり」
私はいきなりの問いに
少し笑ってしまった。
「だって、すごいタイプなんだもん。」
「そっか~付き合っちゃえば?」
「ちょ…なにいって…無理無理無理無理無理無理!!!!!!!」
頭をブンブン横に振って、顔が真っ赤になるあみ。
恋すると女って可愛いよね。
「おーい花ーあ。」
遠くから小川の声がした。
「ねえ、遠くからそんな大声出さないでよね。恥ずかしいから。」
「じゃあもっと言っちゃおっかなぁ~はーなはーなはーな!」
「ばかっ。恥ずかしいからやめんかい。」
と言って足を踏んだ。
「怪力やあ~ギブギブ!」
隣でクスクス笑っているあみを見て、小川が話しかけた。
「高崎さんだよね?昨日の先生のやつ、めちゃおもしろかった!」
「ね!すごい優くんのあれ面白かったよ!」
いきなりの2人の盛り上がりに少し私は身を引いた。
ここはあみの背中を押さなきゃ。
でもなんでだろう。
少し胸が苦しい。
羨ましがってる自分がいる。
この時少し自分の気持ちが分かった。
友達としての【好き】
じゃなくて
男としての【好き】という
感情ってことに…。
chii..
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