第1話 ぽちゃっと新生活!!

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和「あ…ご免なさい。 行きなり抱きついてくるから…… 力強く押しすぎましたか? 怪我は…」 ???「い、いえ…大丈夫よ。 私も急に暑くなってご免なさい。 つい嬉しくなっちゃって……」 俺は突き飛ばした彼女に手を伸ばすが、 彼女はそれを制止して自分の肩をはたいた。 そして改めて俺の前に正座する。 そんな彼女を見て俺も反射的に正座になる。 ???「改めまして、 私の名前は霧宮茜。 この学園の2期生よ。」 和「やっぱり、 先輩だったんですね。 僕は…」 霧「細崎君よね? 知ってるわ。」 和「あぁ、 そう言えば今朝会いましたよね。 あのときはネクタイを結んでくれてありがとうございました。」 霧「いいのよ、 あれは風紀委員として当たり前のことだし。 それより、 貴方に改めて言いたいことがあるの。」 彼女、 霧宮さんは正座から立ち上がって俺をみる。 そして、 霧「貴方の事が大好きです。 私と結婚を前提にお付き合いさせてください。」 和「…………………え?」 頭を深く下げたまま手を差し伸べて俺にそう言っ。 俺は彼女を見たまま唖然としていた。 そして、 和「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」 俺はあらんかぎりの驚きの声をあげた。
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