1人が本棚に入れています
本棚に追加
霧宮さんは俺の首に手を回したまま動かない。
やっと思考が追い付き俺が離れようとしたその時、
霧宮さんは俺から唇を離した。
霧「はぁ…
んふふ、
私の初めてのキス…あげちゃった♪」
和「は、初めてのキスって……
それって、ファ…ファーストキス…」
霧「そうよ。
これは貴方と友達になった証と私が貴方を必ず射止めてみせるって言う印よ。
それに…細井くんも初めてよね、キス。
だったらおあいこだから恥ずかしくないわよ私は。」
和「そ、そうですけど…」
霧「友達からとは言ったけど、
私は貴方にアピールし続けるから。
貴方が私を好きになってくれるまで…ね。
そこんとこよろしくね、細井くん♪」
和「え、えぇ…」
霧宮さんは俺にそう言うと扉の鍵を開けて振り替えった。
霧「それじゃ、
また今度ね!!」
ウィンクをしながら彼女は俺に手を降ってどこかへいってしまった。
和「……………………………霧宮さん。」
おれはキスされた唇を触って呆然とする。
が、
鳴り響いたチャイムが俺の気を現実に引き戻す。
和「…戻ろう。」
俺は立ち上がって教室に戻った。
………………10分ほど迷ってしまったが。
最初のコメントを投稿しよう!