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学園を出てしばらく歩き、
俺は住宅街を一人で歩いていた。
この住宅街は学園の近くに広がっていてここから通う生徒が多いのでちらほらと他の生徒が歩いている。
和「(……こうして他の人を見てみると、
やっぱりみんな痩せてるなぁ。
俺はこんだけ太いけど、
何で霧宮さんは俺の事なんかを……)」
周りの生徒を見ているとつい自分を差別化してしまう。
そして何より、
俺には霧宮さんが突然俺に告白をして来たかが解らずやきもきしていた。
和「(始めは…からかわれてるのかと思ってたけど…
本気みたいだったしなぁ…
どうすれば…)」
俺が考え事をしながら歩いていたとき、
???「危ない!!
止まって!!」
和「へ?」
突然後ろからそう言われて俺は足を止めて振り返る。
その時、
ペチャッ
和「………」
何か嫌な音が後ろから聞こえて俺は再びゆっくり振り返る。
するとそこには…
鳥のフンと思わしき白いものがあった。
???「よ、よかったです~。
大丈夫でしたか?
当たってませんよね?」
先程俺に警告してくれた声の主は背後から俺に駆け寄ってくる。
俺が振り返ると、眼鏡でボンキュな女子生徒が息を切らしながらやって来た。
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