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和「っ!?
切れた…やっぱり訳解らん。
突然電話してきたと思えばキレながら行きなり切るし…
しかし霧宮さんがそんなに有名だったなんて知らなかったな。」
俺は割り箸を割って、
スマホを使って霧宮さんのことを調べる。
すると様々な記事が検索結果として上がる。
和「……はー。
やっぱりわかんないなぁ。
さっぱりだよ…どうしてこんなすごいお嬢様なのに霧宮さんは僕に告白なんて…
けどあのときの俺の返事、きっと最悪だっただろうなぁ…
またあったら謝っとかないと…
…………あ、麺延びてる。」
俺は延びきったカップ麺を一気にすする。
その時スマホからメール受信音が流れた。
和「……妹め、
まだ何かあるなら電話切るなよな。
どれどれ?」
メールの前半はさっきの俺の言葉に対する謝罪要求だったが、
後半辺りで
『霧宮のお嬢様には非公認のファンクラブがある。
調べたらその学園におよそ30人くらい居て彼女に近づく男を粛清してるらしいよ。
ターゲットにされてやられないように気を付けてね愚兄。』という奴だった。
和「前半は絶対に要らないだろ…
しかしファンクラブか。
粛清といってもたぶん大丈夫だと思うけど、一応機に止めておこう。」
俺は食べ終わった器を洗って乾かして食器を洗い、
風呂に入って寝ることにした。
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