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???「はぁ…はぁ…はぁ…」
桜ふぶく坂道、
多くの制服を着ている学生達が期待と不安を胸にその坂道を上っていく。
そんな中、俺は坂道を一人走りながら駆け抜けていた。
俺は走る度に体を揺らして息を荒くさせる。
そしてしばらく走ったのち息切れしながら止まった。
???「はぁ…はぁ…はぁ…はぁ…
ひー…やっぱりこんな体じゃこの坂はきついなぁ…
ふぅ…やっぱなしこの学園に入学させた真意を聞きたくなってきたわ。」
愚痴のようなものをこぼしつつも、
俺はゆっくりと歩きながら坂道登りを再開して、
ついに学園の前までたどり着いた。
???「やっとついた、
私立明日乃学園。
この門を潜れば俺の新しい学園生活が始まるのかぁ…」
俺は独り言を呟いて大きすぎる学園の正門を潜ろうとする。
その時、
???「そこのあなた、ちょっと待って!!」
???「うぇ!?」
正門の横、
学園の名前がかかれている立て看板の所に立っていた黒髪のストレートへアな女子生徒が俺を呼び止め、
ぐんぐん俺に近づいてきた。
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