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和「あ、
あの人……どうして…」
突然の来訪者にクラスメート達はざわめき始める。
黒髪の女子生徒はクラスを見回して俺と目が合うと、
大和田先生に凛としたまま言った。
???「突然失礼します。
大和田先生、このクラスにいる彼…細崎君を少しお借りしたいのですが。」
大「は、はぁ…
しかし何故に細崎を?」
???「彼とは今朝校門であったのですが、
彼の風紀に関して気になることがいくつかありまして。
ですので、
初回ですが彼に厳重注意をするためにきました。
彼をお借りしてもよろしいですか?」
彼女がさらに言うとクラスメートの視線はたちまち俺に突き刺さる。
桐「(おいクマ…お前、
一体ナニした?)」
和「(なにもしてないって…
心当たりはあるけどたぶん関係ないと思うよ。)」
視線の中俺が桐生とこそこそ話していると、
いつの間にか俺の席に来ていた彼女は俺のを手首を握った。
???「……来て。」
和「えっ!?ちょっと!?」
俺はそのまま引っ張られて教室を出て、
クラスメートの視線を背中に受けて連れられていった。
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