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「だぁあああ!!なんでアンノウンの臭いがすんだよ!!!」
教卓をひっくり返した張本人がガシャンッと椅子を蹴った
梓は「またか…」と思いながらも彼が口走った言葉に、首を傾げた
莇真太郎
ここの教師であり、現在梓たちの担任を受持つ
教師としては其なりに優秀であるが、いかせんキレやすい
普段はお調子者だが
「………先生、アンノウンがいるんですか?」
「知らねぇよ!!第三学園に気配はねぇからな!臭いだけが漂ってやがる!!」
真太郎は苛立ち露にそう梓に告げた
第三学園には居ない
彼が言うならば確かだろう
じゃあ、一体何処…?
「あ…………」
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