フラグ立てのデート

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トオル「同時に魔法を使用出来るのは、最高5つ。ただ級が低いのに限る…」 チトセが出掛ける支度をしている間、訓練の事を考える。今回は、1日を1ヶ月だから他の魔法を使用しない方が良いかもしれないなぁ… トオル「……来たか」 気配から戻って来たのが分かり考える内容をこの後の事に切り替える。と言ってもチトセが行きたい所に連れて行ってあげるだけだけど。 チトセ「……トオル、準備出来たけど…」 トオル「んじゃ行こうか?チトセは、行きたい所って在るか?」 チトセ「えっ!?急に言われても…」 トオル「取り敢えず外に行こう!直ぐに思い付かないなら、ぶらりと町を歩こうか?」 そう微笑みながら言って手を差し伸べる。顔を赤く染めながらも握り返してくれた手を放さないように、しっかりと握り締めてからギルドの外へ歩いて向かった。 チトセ「……お店、閉まってる所も在るね…」 トオル「閉まってる所は、きっと大会を見に来た所だろうな…あっ服でも買うか?」 チトセ「あ~うーん…なら、トオルが選んでね?」 そう返されて俺が!?と声を上げちゃったけど、折角、勇気を出して誘ったんだから選んであげようと引き受けた。
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