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「今、どの位一人で行動出来る?」
それに不安だけど重力魔法で体重を軽くさせて、ゆっくり椅子から立ち上がる。
無理をしない程度に足を動かし歩いてみる。途中、フラついたから壁に手を当てて壁を伝いながら歩く。
トオル「……短距離なら大丈夫そうですね」
戻ってきて座りながら伝える。それに拓斗が驚いていた。
タクト「あんなに酷かったのに…神界で大人しくしていたから?」
トオル「流石に違うだろう。神界は、魔力がただ充満しているだけだ」
《正解!因みに透が歩けていたのは、ただ透が我慢強いだけ》
ヤルトから応答が返ってきて声を聞けたチトセと拓斗から何か言いたそうな表情で見てきた。
タクト「神様が、ただ我慢強いだけって返ってきたけど?本当は、歩けないよな?」
トオル「むむぅ……ヤルトのバカっ!!」
そう悪口を言ったらヤルトから容赦無いお仕置き(金タライ)をされた(落とされた)。
トオル「うぅ…俺、頑張ったのに…ちゃんと生きて帰還したのに…」
「はは、まぁ…二人とも無事で良かった。ご苦労様!任務完了だ!!」
そう言って本部長は、俺と拓斗の頭を撫で回し微笑んだ。それに俺も拓斗も顔を見合わせてから笑い返した。
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