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ファレア「始め!!」
試合が始まった。上級生が相手だから流石に時間が掛かるが勝ち上がっていく皆に自然と笑みが零れる。
そして、ついに決勝戦に成り皆と生徒会の試合と成った。耳が痛くなるほど声援が上がっている。
ファレア「ふぁぁ…やっと決勝戦か」
良いよな、ファレア。俺なんか一人一人紹介してんだぞ?羨ましいぞ呑気に欠伸をして…
『んじゃ燃えるような熱い試合を期待してるぞ!!』
紹介が終わってファレアに視線を向ける。俺の視線に生理的に出た涙を拭きながら両チーム、構えろ~と指示を出す。
準決勝まで構えもしなかった会長も流石に魔武器だと思える大剣を構える。
ファレア「……はじ、め…ふぁぁ」
「「……」」
『……始まってるぞ?』
何とも言えない合図にファレアをジド目で見るステージに上がっている十人。俺が声を掛ければ溜息を吐いて動き始めた。
ヤルト「……ん?」
トオル「ん?」
大人しく俺の頭に乗って試合を見ていたヤルトが何かに反応したのに反応した俺。どうした?
ヤルト「《そろそろ、かもね。魔族の気配が感じたから…》」
『おぉ!?会長が拓斗と武器を交わした!!』
魔族の気配がねぇ…魔族って、どんな魔力してんだ?探って確認したい。
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