魔法大会

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ヴァス「《ま、魔族じゃと!?こんな人が集まる所で襲撃などされたら大変な事に成るぞ!!》」 トオル「《その時は、私達帝が守るしかないじゃないですか…その為の帝なんですから、でしょ?》……!」 『お?何やら展開が…』 拓斗が会長と副会長に何やら提案している。生憎、距離が有るから普通の状態だと聞き取れないな。 『何を話したんだ?気になるなぁ~』 そう言いながら魔族の気配を探りヤルトに見張っていて貰う。雰囲気も状況もそろそろ終わるだろうから何時でも対応出来るように… 『……ん?四人とも魔力を練り上げ始めた?どうやら魔法で決めるようだぞ!!』 そう言えば会場は、一気に騒がしくなる。まぁ…盛り上がるのは、構わないけど四人一片に放つのは…ねぇ。 そう思っている内に四人とも練り上げ終えてチラッとファレアに視線を向けた。その視線に面倒そうにしながらも結界を強化させたファレア。 強化し終えるとチトセと副会長が同時に魔法を放った。どちらも同じ考えだったのか舌打ちした時に魔法がぶつかり合い爆発が起きてステージが煙で見えなくなった。 『爆発した!?煙で確認出来ないけど、結果は?』 一瞬にして会場は、静まり返り緊張が支配する。
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