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ヤルト「うぅ…ヤダ、ここ……でも、透から離れたくない…」
トオル「……はぁ…」
何度聞いても、親と言うより恋人って感じな思考にしか聞こえないヤルトの台詞に溜息を吐いてから魔族に蹴りを放つ。
自然と俺から距離を取った魔族を見てから頭の上でビクビクしているヤルトをコートの前を閉めてから胸元に入れる。
トオル「(これで良いだろう…まったく)ったく、無駄な血を流さないように反撃しないでやってれば調子に乗りやがって……俺に斬り掛かってきた事を後悔しろ」
そう後半を声を低くさせながら言い放ちパッと短剣から真っ白な刀と交換する。この刀、俺verの勇者の剣だったりする。
勇者の剣だって気付いてるのヤルトだけなんだよなぁ…拓斗みたいに光なんて放ってないし、まぁ俺が力を抑え込んでいるからだとヤルトに言われた。
トオル「ま、精々死なないように頑張れよー」
そう言ってから俺は、刀を構えて地を蹴り付ける。俺が元々スピード型で速いらしいけど、刀を出すと倍に成る。
「……なっ!?」
トオル「うわっ自分で遣ったけど…腕1本、いただき」
だから速い相手に慣れてない者だと何時斬られたか分からない。
これで力を抑え込んでいる状態だから抑え込んでなかったら、どの位速いんだろう。
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