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ヤルト「……あっ」
「「!?」」
声を上げたヤルトに俺も拓斗も驚いてから思わず視線を向ける。
ヤルト「懐かしい気配だと思っていたら……元人間の魔族だ!!」
「ルシフェル様が話していた神か…」
「「えぇ~」」
ヤルトと上級魔族の発言に俺も拓斗も色んな感情を籠めた声を上げる。きっと拓斗と一致している感情は、殺り辛い相手だと言う感情。
「なるほど…貴様が神に愛されし未来人」
トオル「……何だろう?このモヤモヤとした感じは…」
タクト「仮面で見えないけど、恐い顔!?」
煩い、けど当たっている気がして殴れない。ヤルトに愛されし者って言われて同意出来る、出来るけどさー
トオル「むむぅ……拓斗!外に居る魔物、倒してくるから…」
タクト「八つ当たり!?」
トオル「煩い」
八つ当たりなんて分かってんだよ!!この何とも言えない感情をどうにかしたい!!
ヤルト「んー……嬉しい、恥ずかしい、気色悪い…えっ気色悪い!?」
俺の感情を読み取り勝手にショックを受けているヤルトを無視して俺は、集まって来ている魔物を片っ端から勇者の剣で倒しまくった。
集まって来ていた魔物を倒しきってスッキリして戻れば元人間だった上級魔族は、居なくなっていて後始末をしていた。
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