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チトセ「あっ!やっと、戻ってきた!!」
トオル「ん?って、ちょ…」
ヤルト「ふぎゅ!?」
チトセの声に振り向いたら抱き付かれた。胸元に入れていたヤルトが俺とチトセの間で潰れて変な声を上げた。
チトセ「へっ?わわっヤルト!?」
トオル「あー大丈夫か?」
聞きながら胸元から出せば涙目で俺を見てきた。涙目の理由は、潰れた方なのか…魔物退治する前の事か…
一先ず後始末の手伝いをしなきゃならないからヤルトの頭を撫でてから自分の頭に乗せて手伝い始めた。
トオル「ふぅ…片付いたな」
周りを見回しながら呟いていたら頭に乗せていたヤルトに呼ばれた。片付けが終わるのを待っていたのか…
ヤルト「この後、ギルドで会議だよね?」
聞かなくとも分かってるだろう?……まだ気にしてるのか?気色悪いって思ってたの?
ヤルト「……」
頭から離し目を合わせる。あのな、ヤルト。晴斗の事が有るから、どうしても考えちゃうんだよ…
ヤルト「なら…僕の事は、そう思ってない…?」
そう聞かれて頷けば安心した表情を浮かべた。その表情を見て思わずホッとした。
トオル「誤解が解けた事で……会議がどうした?」
ヤルト「あっ…会議の前に僕、神界に戻るね?」
あっ戻るんだ?まぁ…本来は、見守って誤った道に進みそうに成ったのをアドバイスやらして導く存在だもんな。
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