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カルロ「Xランク!?嘘じゃないだろうな?」
タクト「神様に聞いた事実です!神帝だってXランクだって知ってますよ!!」
何か拓斗に遣り返されてる気がするんだけど?大会でネタにされたお返し…
《拓斗の気持ちが分かった瞬間かな?流石にあの時のは、拓斗に同情するよ!》
トオル「(うっさいよ、ヤルト!!)確かに神様に聞きましたね…Xランクだと。上級魔族の何名かがXランクですね」
俺も肯定すれば睨み付けてきた二人が悔しげに睨むのを止めた。俺と拓斗の情報に本部長が何やら考える。
「……勇者である全帝と神の使いである神帝には、魔王に集中して貰いたい。そうなると魔族達の相手は、俺や帝の君達が遣るしかない」
チトセ「なら、私達帝も二人並みに強くなれば良いんじゃないんですか?私だったら受けますよ?訓練」
トオル「……闇帝?また時空間を作れと?」
チトセ「二人ばかりに背負わせたくないの!城で言っていたでしょ…」
そう言われて思わず俯いた。城で俺が言った…勇者に訪れる最後の試練、世界が敵に回る可能性への恐怖。
トオル「……全帝よりも俺が注意人物に成る…な」
そう呟けば拓斗が心配するように小声で名前を呼んできた。それに俺は、大丈夫だと言いながら頭を上げる。
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