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大人しく背負われながら足に出来るだけ負担が掛からないようにするには、どうすれば良いか考えた。
やっぱり体重が負担を掛けているから体重が掛からないようにすれば良いんじゃないか?
トオル「……ん?着いたか…って、食堂??」
気配は、確かに食堂から感じるけど…
タクト「一先ず下ろすからな?」
そう言って負担が掛からないように下ろしてくれた拓斗。壁に手を当てて寄り掛かりながら自力で立った時に食堂の扉が勢い良く開いた。
チトセ「トオル!?」
トオル「あっチト…って、待った!?」
タクト「あっ…」
予想通りにチトセに抱き付かれた。踏ん張れないからチトセと壁の間に挟まれながら座り込む。
トオル「(い、痛い…)あー心配掛けてゴメンな?」
無事な左手で頭を撫でてから抱き締めた。そんな俺にチトセは、もう離さないって感じに抱き締める力を強めて擦り寄ってきた。
「……全帝、神帝。結果は?」
そんな俺達と拓斗の元へ本部長が来て聞いてきた。俺は、目が見えなかったから答えられないから拓斗が報告した。
タクト「魔界城、消し飛んでましたから倒したと思います!!」
その報告に俺は、溜息を吐き本部長や皆が目を見開き驚いた。
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