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トオル「お前なぁ…」
タクト「真実を報告しただけだ!!」
トオル「はぁ…簡単に報告しますと、先ず俺が魔王と戦いました。ある程度、戦い魔王の体力が減ってから全帝が戦い止めを刺そうとした時に魔王が道連れにしようとしたらしく自爆しました」
溜息を吐きながらも報告をすれば皆は、ホッと一息を吐いた。
トオル「……此方も聞いても良い?」
「魔物退治の方なら先程、炎帝から退治が完了したと報告が有った。念の為に見回りながら戻ってくる」
それを聞いて俺も拓斗もホッと一息を吐いた。
「一先ず座ると良い」
そう言って戻っていく本部長に俺も拓斗も困ったように苦笑いを漏らす。そんな俺達に本部長は、振り向き首を傾げた。
トオル「その…もう1つ、報告が有って…」
「何か問題か?」
トオル「……俺、暫く歩けません。戦いの後遺症が残りました…」
出来れば報告したくなかった事を報告すれば抱き付いたままのチトセから何とも言えない視線が向けられた。
「……詳しくは、座って聞く。闇帝、神帝から離れなさい」
そう言えばチトセは、大人しく離れた。チトセが離れると自然と拓斗が俺を背負ってくれた。
拓斗に運ばれ皆が居るテーブルへ向かい用意された椅子に座らされた。
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