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トオル「何で食堂に?」
そう聞けば本部長が神帝のせいだろうと返された。俺のせいって事は、チトセが不安定だったから…だな、きっと。
「それで?」
トオル「あーどうしても答えないと、いけません?」
「部下の状態を知っておくのも上司の役目だろう?」
そう言い返されて俺は、渋々と魔王戦を話した。俺の報告にチトセが心配そうに見てきたから大丈夫だと伝えるように頭を撫でる。
「それで…筋肉痛が治ったら今までのように活動出来るのか?」
トオル「出来なくもないですけどね…神様の話だと時折、痛みが走るらしいです。でも、大丈夫ですよ?激痛が走ってるのに魔王と遣り合っていたんですから…」
そう苦笑いを漏らしながら言えば拓斗が笑い事か?と右腕に…って、止め!?
トオル「いっ!?いたたっ!!」
タクト「……これじゃデスクワークも出来ないだろう?」
トオル「っ……左手で出来るっての!!」
創り直した仮面で見えないだろうけど涙目に成ってるだろうな、俺。
「まあ…筋肉痛が治まるまで一人じゃ行動出来ないだろう?どうする気なんだ?」
そう聞かれて流石に返事に困った。きっと今の俺は、立っているのが精一杯。
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