感染

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「気にしてないよ。」 ーーーー…え? パニックになってる私の横から 冷静な声が通った。 思わず、視線を移す。 重なった視線。 お店で見せる笑顔がそこにあって…。 きょとんとしている私に再度、 「コイツ、誰にでも言うからさ。」 そう、言ったーー。 誰にでも? 何を? 私は…何を気にしなくてよくて、 真さんは、何を気にしてないの? 游ぐ瞳のまま 「あっ…う、うん。」 それを言うのが、精一杯だった。
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