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「そうだ。昨日思ったんだけど、下までは一緒に行かない?」
「あ……うん、そうだね」
「っす。じゃあ、帰ろっか」
白雪さんに手を引かれて教室を出る。
今までわりと平凡に学校ライフを送ってきたつもりでいたけど。
柴田さんのようにスパッと痛いところを突いてくる人がいなかっただけで、本当は皆、あぁやって思いながら私のことを見ていたのかもしれない。
笑顔で話し掛けてくれていたあの人も、この人も。
もしかしたら先生だって。
「それでね、夏に向けてダイエットをしようと思って」
こうして隣で楽しそうに話をしてくれる白雪さんも、多分私のことを好きだと思う大内くんも……。
“いい大人が恥ずかしくないの?”
そう思ってたりするのかもしれない。
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