第1章

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「柊歩くのはえぇよ…」 僕の肩に息を切らして手をかけていたのは朔だった。 「……何?……」 「柊先に帰るんだったら言ってよ…俺も抜けるつもりだったのに…」 「……何で?……」 「ひでぇ!俺と柊の仲じゃんか♪ ってことで一緒に帰ろうよ♪」 意味不明な発言にまた微かに心が揺れる。 朔と居るだけで今まで動かなかった心が微かに反応するのは何故だろう。 .
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