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男は景虎の目の前に立つとそう言って見つめる景虎は唇を噛んだ。
「違う!」
自分は長尾影虎で女では無いと心の中で言い聞かせるつもりでいたが否定する言葉が溢れてしまった。
「ほう何が違うのじゃお前は女だ!」
男は再び短刀を濁りしめてる手首を捕まえたその瞬間彼女の腰に右手が回り引寄せられてしまう。
「な..何をする」
「何もしないさこうやって黙ったままで良い」
景虎の言葉に男は微笑んで答える。
「は...離して.....」
景虎は見つめられてるいるのが恥ずかしくなって来たしかも裸である悔しいが男として意識してしまう。
「嫌~っ!」
男が腰に添えてた手を首筋に当て代えて引寄せる景虎は訳がわからなく成って全身の力が抜けて行く様だった。
「わかったかお前は女だ!」
男は景虎を引っ張ったすると景虎の体は男の後方へと向かいツンのめる様に温泉の中に倒れ込んだ。
「その気の強さ気に入ったぞ」
男は温泉から上がると着物を巻き付けながら言ったが溺れかけていた景虎には聞こえなかった。
「なぁ~名前教えてくれんか?」
男はしゃがみ込み尋ねたが景虎は肩までお湯に浸かり睨むだけ
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